駅近物件というだけで便利だと思うのは間違い!

駅近で利便性の高い物件は、部屋探しにおいては非常に魅力的に映ります。
駅近で毎日の通勤や通学のために徒歩数分などの条件で生活することを想像してみれば、駅近という広告が大きな訴求力をもつのは確かです。
しかし駅近徒歩数分などの広告を見て物件を選んで入居してから、後悔することも珍しくないとも聞きます。
広告を見れば利便性が高く魅力的に映るのに、実際のところは正反対の評価をするとはどのような事態に遭遇する可能性があるのでしょうか。
広告と現実との違いの幾つかの事例を紹介し、注意するべきポイントなどを見ていきましょう。

そもそも不動産会社は賃貸物件などの広告をうつには、従うべき準則が存在しています。
それが不動産の公正競争規約というものですべての不動産会社がこの決まりに従って広告を出すこととされています。
不動産の公正競争規約は消費者の正当な利益を守るために、不動産会社に対して誇大な内容の宣伝行為などは規制しているのです。

この規約との兼ね合いで問題になるのが、徒歩何分などの記載です。
駅まで5分と書かれていたのに実際には歩いて10分かかってしまったなどの経験をお持ちではないでしょうか。
そもそも年齢や運動能力によっても違いますし、信号などが多い環境では歩く時間は長くなります。
この点不動産の公正競争規約では、歩くスピードなどの個人差は考えず、道路距離80mを1分で歩くものと基準を設定し端数は切り上げあげます。
信号の多さや歩道の幅や道行く人々の数など、実際に歩いて何分必要なのかはまちまちです。

そしてエレベーターなどの待ち時間も含まれていません。
タワーマンションなどでは朝にはエレベーターで相応の時間が必要になる場合もあるので、エレベーター込みの時間を自分なりにイメージすることも後悔しないためには大事です。

こういった環境の違いは考えずに、80mを1分で歩くものと言う基準で広告が打たれているわけです。
一見すると消費者を誤認させかねませんが、ネット情報やチラシなどを見るときは徒歩何分というのは一つの目安程度に心掛けておくのが賢明です。

同様に駅近と言う表現にも注意が必要です。この場合は駅の出入り口にたどり着くまでの時間を意味しています。
ターミナル駅などでは駅の入り口からホームに着くまで時間が必要なこともあります。
駅近などの文言の不動産広告を鵜呑みにすると、後悔することもあります。実際に自分の目と足で確認するのがポイントです。